葬式とは、愛する家族の一員が亡くなり、これを悲しみのうちに受けとめて、あの世に送り届ける一連の作業のことをいいます。
大切なことは、亡くなった人の尊厳を大切にし、近親者である家族、親しい友人が気持ちを合わせて、自分たちの自然な感情を大切にして営むことです。
いい葬儀を実現するポイントを次にあげておきましょう。
・ 本人の意思を大切にする
・ 家族が気持ちを一致させる
・ どんな葬儀をしたいかを明確にする
・ 宗教者を依頼するのであれば事前に依頼しておく
・ 葬祭業者は事前に選定しておく
・ 葬祭業者へ依頼する仕事内容は確認しておく
・ 予算を事前にたて、見積をとる
・ わからないことは曖昧にしないで、質問して説明を受ける
・ 責任者をたてる
・ なにごとでも、故人を弔うためだということを判断基準にする
ここでは、葬儀の基本的な流れを説明します。
葬儀には慣習は存在しますが、それを生かすかどうかもその人の考え方によります。いい葬儀を実現できるかは、葬儀について考え方をしっかりもつことができるかにかかっています。
葬儀をどうするかは、いのちをどう考えるか、人生をどう考えるか、家族や友人・知人・近所の人といった一緒に生きてきた人をどう考えるか、といったことと関係しています。
葬儀を考えることをとおして、自分や家族をふりかえる機会になってくれればいいと考えています。
1.臨終
看取り
医師による死亡判定 ※死亡診断書、死体検案書(突然死、事故等の場合、警察医が発行)
病院での死後の処置(清拭) ※死後の処置なので、健康保険では支払いできません。5万円程度。
遺体を自宅等安置する先へ搬送
遺体の安置
例:枕経 (まくらぎょう。檀那寺があるときは連絡します)
7.直後儀礼
例:還骨法要
例:初七日法要
例:会食(お斎(とき)、仕上げ、精進落とし、忌中祓い等、地域でよび方が異なる。神道では直会(なおらい))
10.納骨
期限は特に定めがない(近親者が集まる便も考えて四十九日、一周忌、三回忌を期すこともある。遺族が自宅に遺骨を安置するのは合法)