■ 納骨について
納骨をいつにするかは特に定めがありません。一般には葬儀の当日または直後、四十九日、一周忌、三回忌などの機会にすることが多いようです。
自宅への保管は違法ではありません。また、墓地などの手配ができず、自宅に遺骨を保管しにくいときは納骨堂で一時預かりをしてくれます。
墓地、納骨堂以外に散骨(自然葬とも言う。遺骨の原型がわからないほど細かく砕き、他人が風評被害等でいやがらない場所に撒くこと)もありますし、墓地にも跡継ぎを必要としない永代供養墓(合葬式墓地)や自然環境との調和、保護を目的とした樹木葬、桜葬等があり、選択肢が増えています。
※ 葬送に関しては、法律的には死亡届の提出義務、死後24時間以内の火葬の禁止、遺体損壊、死体遺棄、遺骨遺棄、等の禁止など少数の規定しか存在しません。死者の尊厳をないがしろにしないのであれば、葬儀は基本的に自由に行うことができます。しかし地域慣習もあります。慣習を守るかそうでないかは家族でよく話し合いましょう。